秤に乗っけてある黒い塊、なんだと思います?
(ヒント:消化して不要になった物)
ってもう画像に書いちゃってるんですけど、ペリットという物です。(パンダのフンって大きさ違うけどこんな形でしたよね…?)
ペリットとは、
餌となるマウスやヒヨコ、ウズラなどの毛や羽や骨といった消化のできない部分を体内で塊にして吐き出した物を言います。
昆虫類を食べる物だと外骨格なども含まれます。
人用に精肉された物では血抜きがされており、本来、獲物を丸ごと食べるフクロウにとっては栄養が足りなくなってしまいます。
そのため、飼育下でも基本は全体食といって餌の全てを食べられるように用意します。(食中毒防止のためマウスの腸、ヒヨコの卵黄嚢は除いてあります)
どうせ消化されないなら取り除いて与えてもいいのでは?と思うかもしれませんが、健康のリズムを保つためにも生理現象であるペリットを吐くという行為自体が大切なのだそう…
とは言え胃腸に多少の負担はかかるようなので可食部の多いウズラを推奨したり、その子の様子を見て絶食日をつくって胃腸を休め、空腹と満腹のメリハリをつけたりなど、本によっては様々な気もします…
その子のベストな選択肢が見極められるか責任者であるカイヌシの腕の見せ所ですね…
それから、
フクロウの口って案外広くて、タカに比べると一口が大きいみたいです。
餌を切り分けたり用意するうえでの一口大とは、その子のペリットの大きさを参考にするといいらしいです
(ちなみに毛や羽などが少ない肉を与えればペリットもそれに伴い小さくなります)
0コメント